@ngling net / ikasas ikuy talks to myself

 
        old tales (oct.1999~dec.2005)








1 jul. 2005 kobe 去年嫁いだ娘が 台湾料理を食べたい言うので 丸玉食堂へ連れて行く 屋外は湿度100%ではないかという蒸し暑さだ こんな日に 湯気立ちのぼる内蔵肉料理は最高にちがいない いつものコースを徘徊する Bonton → Max → 神戸市立博物館 → L.L.Bean → 南京町 そして丸玉食堂だ 昼間から豚足でビールだ さらに徘徊コースをよろよろと歩く YAMAHA → 本高砂屋 → 神戸風月堂 → 神戸港 前から一度乗ってみたかったのだが オッサン独りで乗るのが恥ずかしかった港巡り船だ 娘をダシに生まれて初めて乗る 100人以上乗れそうな観光船の中は お婆さん二人と母親と小さな姉妹の5人連れだけだった じつに寂しい港巡りだ 修学旅行生でもこないかぎり まちがいなく赤字経営だ 神戸港の出入り口(白灯) 高松港行きのフェリーもココを通る 退屈なそぶりを見せぬよう努力している娘 さらに徘徊は続く コーナン → MOSAIC → モトコー商店街6〜1 モトコー商店街 ここには娘にぜひ見せておきたかった看板がある 「男&おしゃれ」 これこそモトコーの看板だ ああ 疲れた


2 jul. 2005 lumbago ルアーを削っていて腰を痛めた 腰と言うより背筋に近い 体を捻ることが出来ない 座った状態から急に立ち上がれない 手で何かにしがみつきながらでないと立ち上がれない 悪い姿勢を長時間続けたからだろう 困った ネコは猫背のクセに 腰痛にならないのだろうか


3 jul. 2005 lumbago アスファルトだの コンクリートだの 地面の上にある不自然物をすべて取り除くと こんな空と大地になる 武ちゃんの「蒙古からの釣果報告」から無断転載 日の出とともに目覚め 日の入りとともに眠る いつからボクらは この当たり前のことをやらなくなったのだろう


4 jul. 2005 born on the july fourth ジュライフォース 今日はボクの五十三回目の誕生日だ この歳になると さすがに祝ってくれる者はいない と思っていたら 徳島から嬉しいプレゼントが届いた 内藤秋(ないとうあき)画伯のヱだ さっそくスキャンして公開しよう 944に浮かぶボートの上に4人の登場人物 左から びっくりしているあき らい魚を釣ったそら それをもつけんちゃん カメラをもってる母 だ じつに見事なヱだ 雷魚が活き活きとヱがかれている そして そらの母が撮った写真が添えられていた これまた見事な写真だ 構図がすばらしい 人物の位置関係がヱとは違うが 雷魚の頭で半分隠れているけんちゃんの顔 得意満面のそらの顔 嬉しそうに雷魚をつかんでいるあき 赤と白のシブいフィッシングキャップ ぶかぶかのライフベスト 宇宙船のようなかっこいいリール すべてが完ぺきだ けんちゃん ステキなバースデープレゼント おおきに おおきにべりまっち


5 jul. 2005 4601c gunnar また同じリールを二つ買った こんどは4601C-Gunnarだ ガンナてなんが? 二十年前 年に1000匹ぐらいバスを釣っていた頃 メインリールは4600CBだった 初代4600CBは一番沢山バスを巻いたリールだった ジムニー1300とともにあの世へ逝ったが 本当にいいリールだった 左手巻きの4000番台は 数年前4501Cクラシックというレプリカを買ったが 手に馴染まずすぐに売り飛ばした 去年はフロータバシング限定で 二代目4600CBと三代目1500Cを復活させたが もうボクの右手はあの頃の自在性を失っていた どうしても左手でハンドルをつまみにいく そしてついついロッドの方を回してしまうのだった そこで4601C-Gunnarだ 5501Cが2台あればじゅうぶんだという意見もある しかし釣り人は欲深いのだ サイドカップの周囲に張られた不細工なシールを剥がして クリアカラーノブのS字ショートハンドルに換えた わざわざ左巻き用の「oil」六角ナットを買って付けた 完ぺきだ 愛用の5ftのフロータスティックに載せてみると おお ガンメタがなかなかいい感じじゃないか 5501にはないシュールな輝きだ 腰の痛みが取れたら KENちゃんにもらったストレンの17LBを巻いて 近所の池にでも浮いてみるかな 長野県在住のpapalagi氏の解説によると ガンナーとは読んで字の如く「銃撃手」のことらしい


6 jul. 2005 baccarat 腰が急激に癒えたので ヱンドレス森下、マッケンヂ松下と 東播へバラナ釣りに行く 七福神の住む池で マックがヱヱバスを一匹釣った ルアーはバッタバグらしい ボクはマ・レイニーでナマズ2匹 雨の増水が退いた後だからか いまいち活性が高くない気がする 七月四日に書くつもりが 遅くなった 娘夫婦が誕生日のプレゼントをくれた バカラだ しかも あのローハンだ ローハンにあのもこのもないが‥‥‥ どこかのBLOGに 「いつになったら 娘が父の日のプレゼントにバカラを‥‥‥」 などと それらしきことを書いた憶えはあるが まさか‥‥‥ 添えられたカードに 「美味しいお酒を飲んでください」 とあった ああ 泣けるじゃないか 泣かないけれど


7 jul. 2005 nave 七夕だ 腰がようやく元に戻った 夕べちょっと無理をして釣りをしたが 朝起きてみたらなんともない 伸ばしたり屈めたりしても電気が走らなくなった よかった よかった 思い起こしてみるに そもそも腰痛の原因はこいつだ Muddy Waters "Ching Dong Stick Nave " 珍丼棒ネイヴ NaveとはNamazu Versionのことだ つまり ナマズ専用のChing Dong Stickだ マスキィジタバグのように ボデーのサイドにフックを付けるのである スナップを介してガマカツの#5を装着する これでバラシ率がグンと下がる ‥‥‥はずだ


7 jul. 2005 "ma" rainey archives マ・レイニー このひと月の間に一番数多く投げたルアーである 投げまくって傷だらけになってしまった"Ma" Rainey ■6月4日 琵琶湖でマ・レイニーをモニター用に受け取る 翌朝さっそく知内浜にてスイミングテスト 完ぺきなターンベイトだ これは釣れると直感 ■6月7日 お馴染みの「七福神の住む池」 まだ早いかなという時間の第一投目に「凹ッ!」と41cmが出た エポックメイキングなデビューだ 去年の春のミルヘッドターキーを彷彿とさせる ミルヘッドターキーが前傾姿勢で浮のに対して マ・レイニーは水平浮きで尻を大きく振る いずれも陸っぱりやフロータアングラーには使いやすい ■6月13日 「七福神の住む池」へサルする ヌートリアが多いせいか沈黙 コウホネの密生でライズ音が聞こえたので ポケットを狙って投げ込むが すぐにペラに水草が絡む どうにもうまくいかない 仕方なくサンダルルアーに換えると「ドカン」と45cm ■6月22日 944で数十投したが不発 使い続ければ出たはずだが ここはジャンキーのホームグランドゆえ‥‥‥ ■6月26日 ヱンドレス森下のガセバス情報で武庫川へ デカいバスを7匹見たというポイントで投げまくる 対岸の岩盤のえぐれスレスレに投げるが不発 ときどき飛びすぎて岩に当てる コーティングは丈夫だが所々剥げる 特に立派なお尻がボロボロになる 瀬の落ち込みで「ズバッ」と一発出るが乗らず バスかナマズか不明 たぶんナマズのような‥‥‥? ■7月6日 三たびふたたび「七福神の住む池」 マ・レイニーの飛距離絶大(ハトリーズスティック+5501C) 横で6500Cでバッタバグを投げているマックの倍は飛ぶ しかし 釣れたのはマックのバッタバグ ヱンドレス森下大喜び マスキージタバグともどもバッタモンのルアーに敗れ去る この日初めて作者の意に反して鯰釣りに使う 幸せの絶頂川 4バイト4ストライク2バラシ2ナマズ ■Considerations 作者の意図通りバス専用プラグである リザーバー等オープンウォーターの釣りに有効 移動が少ないのでフローターでネチネチ攻めるのに向く ただし ペラが大きすぎてヒシモ、コウホネ等の水草に極めて弱い ダブルフック仕様だがウィードレス効果は薄い ナマズ釣りには不向きである ジッターバグ系の安定したサウンドに比べると弱い 流れの速いところではボデーが回転する ただし 飛距離が稼げるので川幅の広いところでは有効である ペラのエッジが鋭いので ボデーにすれてコーティングを削ってしまう エッジをヤスリで落としてから使うとよいかもしれない ボクはこういう傷のつき方が好きだが‥‥‥


8 jul. 2005 musky jitter bug もんじゃ岡本氏から ウッド製マスキージッターバグをいただいた じつはこれが2つ目である もんじゃといえばマスキー マスキーといえばもんじゃである 左が今回もらったMJB、右は数年前にもらったもの 誕生日プレゼントかと思ったら 残念ながら残念賞であった つまり こういうことだ 5月の青野ダム坊主めくりで優勝したボクは まよわずもんじゃオカモト提供のMJBを選択した しかし賞品を手に入れるには 敗者復活くじを引いて敗者とジャンケンをしなくてはいけない くじを引くとなんと相手はヤリエママだった これはもう戦う前から負けだ 案の定‥‥‥負けた かわいそうに思ったもんじゃ氏が 残念賞として送ってくれたのである なんとも有り難いことだ ところで このMJBだが ただのMJBでない どこがどう違うかというと まずタムラチューンが施してある点だ つまりサイドフック2つを外してベリー1本にしてある これでバスの乗りが格段に良くなる つぎに「蛇紋」の焼き印が押してある これだけでこのプラグの価値は3倍に跳ね上がる しかも今回のは裏表両面に焼き印がある つまりプレミア価格は6倍だ 焼き印には焼きムラがあるがそれがまた味なのだ この前 さっそく七福神の住む池で初投げをしてきたが かいもく出なかった オリジナルはサーフェースリグでフックの動きが悪い そこで 思い切ってカップリグに変更した 勝手なチューンをすると市場取引価格が下がるが カップリグが好みなので仕方がない フックの自由度が大きくなってより動きが良くなる 外は強い雨が降っている 池も川も増水しているだろう この雨が上がったら浮いてみるかな 来週あたり‥‥‥


9 jul. 2005 chemical reaction 腰痛の原因となったCDB"nave"だが 塗装が邪魔くさいので 下塗りにアイボリーのアクリルラッカーで吹いて その上からクリーム色のカシューを筆塗りした もしかしたらアレかなと思いつつ まあ大丈夫だろうと言いつつ ウレタンコーティングしたら この通り皺々になった 気色悪いぐらい皺々になった これはもう笑うしかない 久しぶりの大爆笑だ 面白いのでこのまま使おうかと思う


10 jul. 2005 johnny b goode Chuck Berry なんというエネルギッシュなRock'n Rollerだ 最近手に入れたDVDの中で ボクは動く Chuck Berry をはじめて見た 驚異的な映像だった 十数年前 ボクはChuckのように"Johnny B Goode"が弾けた 腰を屈めて 足を思い切り内股にして 飛び跳ねながら弾けた ところが 今日久しぶりに演ってみると さっぱり指が動かなくなっている "Back to the Future"の第何話だったかで Michael J. Fox が Chuck Berry の"Johnny B Goode"を演奏するシーン あれはとても衝撃的だった ボクは映画やドラマは嫌いだが あのシーンはだけは特別好きだ "Johnny B Goode"というのは Chuck の相棒であるピアニスト Johnny Johnson へ 賛辞を込めて Chuck が作った曲である その Johnny Johnson がついこのあいだ死んだ 久しぶりに Chuck Berry を聴いてみるかな


11 jul. 2005 johnny b goode 雨が降っている 鉛色の梅雨空を見上げながら また こんなやつを釣りたい衝動に駆られている ああ‥‥‥


12 jul. 2005 it fished by the musky jitter bug 朝から 否 前の晩から 今日は釣れるような予感がしていた ボクの七福神の住む池は 例によって数匹のヌートリアが水面でばしゃばしゃやっていた 池の水は雨の影響で前回よりかなり増水していた 空は薄暮から漆黒へ変わろうとしていた ヌートリアの間隙を縫って マスキィジタバグを十数投‥‥‥出ない やっぱりコウホネの群生の中に逃げ込んでいるのか 仕方なくサンダルルアーにチェンジする 水草のポケットにサンダルフロッグを落として 「ラララララララ‥‥‥」と高速リトリーブ 「ズバッ」と水面を割って出た 藻の中に潜られながら なんとか引きずり上げた コウホネの中から出たややスレンダーなバス(44.0cm) しかし今日は もんじゃ岡本にもらった 残念賞のマスキィジタバグで釣る気なので 嬉しさも半分だ 再びオープンエリアに戻ってマスキィ‥‥‥ 夜空に溶けてしまいそうな三日月を見ながら 漫然と投げ続けていると 「ゴボッ」と出た さんざん投げたポイントで そいつは出た 小柄だが体高のあるがっちりとしたバスだった 念願のマスキィジタバグでやっと42.0cm タムラチューンド「蛇紋」焼き印入りマスキィジタバグで やっと釣ることができた この時点で ボクはもう天に昇っていた すでに頭の中では冷たいビールが泡立っていた ボクは夢見心地で投げ続けていた もう釣りをやめて家に帰りたくなっていた そのときだ 沖目で派手な炸裂音がした 「出たっ!」 バスは間髪入れず立て続けにきたのだ 竿が曲がる 糸が鳴る 魚が跳ねる 飛沫が上がる さっきまでとは全然違う締め込みを見せる 「ライギョか?」と一瞬思う 「いや、ヌートリアではないか?」とも思う しかしそれはバスだった なんとか岸際まで引き寄せ ここでバレたら一生の不覚とばかりに 一気にランディングした で デカイ! マスキィジタバグに出たこの日3匹目のバス(52.0cm) 久しぶりに見る50upは 背中に古傷を持つ堂々とした姿をしていた う〜ん すばらしい これだからトップウォーターバス釣りはやめられない このためにボクは生まれてきたのかも知れない そうだ そうだ きっとそうに違いない 持ち上げてみる お‥‥‥重い! 久しぶりに親指の付け根がザラザラになった 最高だ 完ぺきだ 何も言うことはない


13 jul. 2005 loach soup 梅雨も後半になると 晴れ間を縫って蝉時雨が聞こえはじめる もうじき「夏」だ 呼吸するのさえ辛い試練の夏だ 今年もまた 西瓜と冷やし素麺で乗り切らねばならない しかし 暑い時期に熱い料理もまた良いものである ボクはこのまえ柳川で食べた柳川鍋が食べたくなっている 川下りの下船場からすぐの「福柳」という店 一見(いっけん)一見(いちげん)では入りにくそうな いかにも古めかしい店構えの店の暖簾をくぐると いかにも鰻屋らしい鰻の寝床のような細長い店の奥へと進む 歴史がたっぷりと染み込んだ小綺麗な座敷に上がると 小綺麗なお姉さんが熱いお茶を持って現れる 名物は「鰻のせいろむし」らしい 焼いた鰻をさらに蒸籠(せいろ)で蒸してある 鰻からすれば 焼かれた上にさらに蒸籠で蒸されているのでふらふらだ すっかり腰を抜かれてやわらかくなっている 口の中に入れると歯に触れる前に見事にとろける これまた絶品である しかし 絶品中の絶品は泥鰌(どぜう)に尽きる 一本一本丁寧に骨を抜いた泥鰌を 濃いめの出汁でじっくりと煮込んだ泥鰌鍋である 泥鰌からすれば 骨を一本一本丁寧に抜かれているのでぐにゃぐにゃだ 口の中に入れると これまた歯に触れるか触れないかのうちに見事にとろける 麦酒も悪くはないけれど ここはやはり歯に沁みるほど冷やした米酒が欲しい 加賀鳶山廃純米超辛口でもあれば言うことなしだ ああ 柳川へ行きたい


14 jul. 2005 curry noodle 今日は朝から蒸し暑い それにもましてカレーうどんが食べたい 気分はすでに「福一屋」のカレーうどんだ もちろん天麩羅トッピングだ しかし情けない話である この暑さの中 上本町まで行く体力は今朝のボクにはなかった 電車がニシキタのホームに着いたとき ボクは「阪急そば」のカレーうどんで妥協することを決意した ああ‥‥‥情けない 友よ これが早朝から営業している「阪急そば」のカレーうどんだ なんと貧相なカレーうどんであることよ 「福一屋」のあの豪華なカレーうどんに比べたら 月とスッポンだ 雲と泥だ ダイヤモンドと軽石だ まずネギがダメだ カストマスターのように切ってはあるが いつ刻んだものかスカスカに乾燥しているではないか それに出汁が全然ダメだ ヒィヒィいうほど辛いうえに とろみをつけすぎてネバネバなのだ まるで「天下一品」のこってりスープだ おまけに具の肉は脂身ばっかりだし タマネギは煮すぎて原形をとどめていない あのしゃきしゃき感がまったくないではないか だいいち 肝心要のうどんが「ぐにゃぐにゃやん」なのだ なんだこの腰の抜けたぐにゃぐにゃ麺は ボクは歯抜けの婆さんではないぞ こんなものが食えるか ‥‥‥と言いつつ きれいに食べてるやん


15 jul. 2005 end of the blues ブルースが海を渡って 極東の小国に来て百年ほどになる 今 アメリカには 古いブルースを演る若者が居ないらしい 黒人の若者はみなラップだという 般若心経のような歌を歌い シオマネキのように踊る若者ばかりだ 時代はすでに Charley PattonやSon Houseを求めていないのだ ブルースは滅びゆく音楽なのだろうか ブルースの大物たちは 口々にそのことを嘆きつつ 歯軋りしながら次々とこの世を去って逝った この先 ブルースは白人によって伝承されるのだろうか あるいは 極東の黄色人種が引き継ぐのだろうか あり得ない‥‥‥


16 jul. 2005 boil the octopus "Boil The Cabbage"(キャベツを茹でろ) という おかしなタイトルのブルーグラスの名曲がある ボクがまだ学生だった頃 North Cabto Mountain Boysというブルーグラスバンドを結成して いわゆる青春を大いに謳歌していた ボイル・ザ・キャベッジはバンドのオープニング曲だった 今思えばまったくの厚顔無恥、汗顔の至りであるが 深夜ラジオに出たりウエスタン喫茶で演奏したりしていたのだ しかし その当時はそれが人生のすべてであり なんの恥じらいも躊躇いもなかった 当然の如く 大学を卒業すると同時にバンドは霧散解散し 今となっては 当時のメンバーが何処で何をしているのかさえ知らない さて ボクは今 「キャベツを茹でろ」ではなく 「タコを茹でろ」に成り下がっている 音楽を捨ててしまったわけではないが 魚釣りに多くの時間を割いたせいで 現在は「フィッシング」が本業になっているのだ 茹であがったタコ 右上は700g級なので約2分 左上は300g級で1分半 下の小さなタコは651の50gで約1分で茹であがる ヱンドレス森下が明石海峡で釣ってきたタコを ストップウォッチを睨みながら茹でる 1キロ級のタコなら3分前後だが 持ってきてくれたタコはみな小さいので 茹で時間は若干短くする必要がある タコは茹ですぎてはイケナイ それが鉄則だ さっとゆであげたタコをぶつ切りにして山葵醤油でいただく そこで ギンギンに冷えた加賀鳶山廃純米超辛口である ああ もうふらふらだ ボクは真っ昼間から 雲の階段を上っている


17 jul. 2005 spam mail もう すっかり慣れてしまったが ボクに届くスパムメールの数は 月平均3000通だ @angling net @eonet @zaq それぞれのメールサーバに1000通ずつ来る @angling netに届くのは件名も差出人もすべて英語なので 取り込んでは読まずに捨てている いったい何のためにこの膨大な数の差出人たちは ボクにメールを出しているのだろう‥‥‥ 一ヶ月分まとめて取り込んで捨てるのに要する時間は約10分 たとえ10分とはいえ無駄な時間だ 放置しておくと@ngling netのサーバ容量を圧迫する @angling netのサーバに溜まっているメールを取り込んでいるところ 一ヶ月放置しておくと1172通溜まっていた @eo.netはどうしようもない迷惑メールが9割を占める このアドレスは主にモバイル機で使うので すべてを捨てるわけにはいかない したがって必要なメールを選別するのに時間が掛かる まったく困ったものである @zaqはメインメールアドレスで サーバ側で削除するように設定した おかげで最近はスパムメールが2割ぐらいに減少した 電子メールが一般的になって 便利になったことは認める しかし 快適の代償は不快だ それにしても なんというスパムな世の中であることか


18 jul. 2005 fishing reel 先日 また左手巻きリールを手に入れた Ambassadeur Ultra Cast 4601c Royal Express だ いやになるほど長ったらしい名前だ ロイヤルエクスプレス‥‥‥ 王族急行という意味か? 4601cガンナーとどこがどうちがうかというと 見た目では色が違う ガンナーはネズミ色だが ロイヤルエクスプレスは黒だ 機能的には ガンナーがギアレシオ5.3なのに対して ロイヤルエクスプレスは6.3という点である いまどき6.3:1など珍しくもないが まず ボデーのサイドに貼られた不細工な帯シールを剥がし パーミングのときに親指をのせる不細工な台を撤去した ついでにサムバーに印刷された不細工なFastCastの文字も消した さらに ドラグレバーとキャストコントロールつまみを金色の今江に換えて 不細工な黒のロングハンドルを かっこいいコルクノブのアルミショートハンドルに交換した ハンドルを止める六角ナットは逆ネジなので ネットショップで取り寄せて取り付けた うむむ‥‥‥ なんとなく王族らしくなった気がする 御大層に6.3:1と書かれた不細工なサイドカップ ここは Abu Garcia でいいんじゃないか‥‥‥ リールの左化計画は着々と進んでいる ぼちぼち@ngling netに書いたREELの項を 書き換えなければいけないなぁ


19 jul. 2005 reel handle パソコンの裏に見覚えのない古そうなリール袋 中に何か入っている‥‥‥ぞ う〜ん なんとなく見覚えのあるリールハンドル‥‥‥ だっ! ダムクイックやん!


20 jul. 2005 F1CT-HD どうやら梅雨が明けたらしい 今日もうだるような暑さだ こんな日の昼飯は カレーうどんと相場が決まっている 先週は途中で挫折し敗走を余儀なくされたが 今日は是が非でも 何が何でも福一屋へ行くぞ! 12時ジャスト開店一番乗りを狙って まず天神橋筋商店街の「Cafe天神橋」で時間調整 この店の珈琲は僕の好みの味だ 分厚めのトーストも文句なしの焼き具合である ただし今日は HD(細大)を食べるためにトーストも半分だけにする しばらくして 仕事を放棄した水橋加知博が参戦する 地下鉄谷町線に乗っていざ福一屋へ 上六に着いてもんじゃ岡本に電話すると なんと近くにいるらしい 約一分後 もんじゃ岡本、バイクで颯爽と登場 まるで出番の少ない役者が 舞台のソデで待ち構えていたような現れ方だ 三人で福一屋(徒歩2分)へ‥‥‥おっと まだ暖簾が出ていないではないか 時計を見ると12時8分前だ フライングだ しばらくすると「ガラガラガラ」と表戸が開いた まず店内へ一番先に踏み込んだのはボクだ 一番乗り成功! さっそくF1CT-HD(カレー天麩羅うどん細大)を注文する 友よ これが福一屋の「カレーてんぷら細大」だ 丼から溢れんばかりに注がれた さらりとしたカレー出汁 中央には もっこりと いや、こんもりと盛り上がったトッピングのエビ天 さらに その上から勝ち誇ったように積み上げられた 目にも鮮やかなみずみずしい青ネギ さらに、さらに 天麩羅に寄り添うようにしなだれかかる クタクタに煮込まれたくたびれた肉 そして その下部には これでもかとばかりに大量のコシのあるある細麺だ これが福一屋の「カレーてんぷら細大」だ すべてが完ぺきである パーフェクトである 非の打ち所がない 唯一無比である 一同 汗をぼとぼとかきながら無言で貪り食う 愛想の良いエフワンガールズ 左:うどんを作るおばちゃん(推定年齢75歳) 右:うどんを運ぶパーマのおばちゃん(推定65歳) 食べはじめてしばらくすると 店にはどんどんどんどんどんどんどんどん客が来て あっというまに小さな店は満員になった 食べ終わって店の前で記念撮影 外気温はまちがいなく35℃を超えているだろう 店のガラス越しにパーマのおばちゃんの背中が‥‥‥ ああ うまかった また来よう また来よう


21 jul. 2005 abu 6501c hi-speed winch 今日 また左手巻きリールを買った Ambassadeur Ultra Cast 6501c Hi Speed Winch だ いやになるほど長ったらしい名前だ 雷魚釣りは勿論のこと ライトジギングからタコ釣りまで 多岐に渡るアホな釣りを 幅広くこなすリーズナブルマシンだ 改造点は二カ所 パーミングのときに親指を乗せる不細工な台を除去し ハンドルをShimanoの犬糞ハンドルに交換した これで明日のタコ釣りは完ぺきだ あとはタコを乗せて巻くだけだ


22 jul. 2005 do you like octopuses? オールドニグ&サックスのメンバー中心に 6人で明石海峡へタコ釣りに行く この釣りの先駆者ヱンドレス森下によると いま「入れ食い」らしい 持ってきたクーラー小さすぎたかな‥‥‥ と 思ったのは釣り始める前で 終わってみると 「こんなでっかいクーラーいらんやん」 というような超激貧果だった つまり 良い人で8ハイ 悪い人は5ハイ ボクはこの通り一番悪い人だった ゆで時間1分‥‥‥タコ刺最高 しかし 先駆者ヱンドレス森下は良く釣る 悪い状況ながら一番良い人だった(8ハイ) この 良い人で○匹 悪い人で○匹 という言い方だが 最近テレビの釣り番組から消えてしまった おそらく 釣れなかった人自身が「悪い人(悪人)」 というふうに聞こえるからだろう ボクは「悪い人で○匹」という言い方 けっこう好きだったのだが 今の時代の風潮は なんでもかんでも弱者や敗者に優しいのだ このタコのアタマ、ヱンドレス森下より大きい タコ釣り名人ヱンドレス森下 オマケに2キロ級の大物まで釣り上げる たしかにこの男 どんな釣りをやらしても群を抜いてうまい


23 jul. 2005 lunch time 連日気温は30℃を超えている 暑い とにかく暑い 食欲がガクン落ちる こう暑いと スイカと素麺さえ食べるのが面倒になる しかし 塩分と水分とビタミンだけは補給しておく こんなことでいいのか


24 jul. 2005 son house "t" 朝から サンハウスTを着て サンハウスのデスレターブルースを聴くと 爽やかであるはずの朝が おどろおどろしたドブネズミ色になる まさごさんが忘年会のビンゴ大会の賞品に提供して それを獲得したがちゃこさんからもらったサンハウスT Son House T-shirt that Mr. Masago is offered to prize of bingo of year end party, and transferred from Mr. Gachako who acquires it. パワフルでアーシーなミシシッピデルタブルース なんだかんだと言いながら たぶんボクは一生これを聴き続けるのだろう たぶん‥‥‥


25 jul. 2005 octopus fishin' in awajishima 明石海峡に船を出せば タコなど軽く20パイは釣れると聞いたので だまされたと思ってやってみたら あんのじょうだまされた あんのじょう5ハイしか釣れなかった それならば‥‥‥と淡路島へ行く なにしろ阿波路島で夜釣りをやれば タコなど軽く20パイは釣れると聞いたので だまされたと思ってやってみたのである やっぱりだまされた あんのじょう4ハイしか釣れなかった おまけに テンヤとジグを8個ロストした 船からやるとぜんぜんロストしないのに 陸っぱりでやると猛烈にロストする 明石の船に乗るより高い高速代を払ったうえに これだけロストすると‥‥‥ つ つらい 聞いたハナシでは 阿波路島は島全体をタコが取り囲んで それぞれが6本足で立って 残りの2本で島を持ち上げているらしい タコが居なくなると阿波路島は大阪湾に沈むらしい しかしまあ 4ハイでも釣れたのだからヨシせねばなるまい なにしろ タコ釣りはつらい釣りなのだからしかたあるまい


26 jul. 2005 typhoon #7 台風7号が 近畿地方から逸れつつ接近しているので 涼しい風が吹いて気持ちいいのである  ウエザーニュース台風チャンネル どうやら台風は東京の方へ行くらしい 明日から近畿地方はまた猛暑か う〜ん 東京も辛いけど逢坂もつらい


27 jul. 2005 octopus fishing consideration ■2005年タコ釣り考  タコ釣りについて少しく考えてみる タコ釣りは辛い釣りだ なかなか思うように釣れない ポーアイ、651、阿波路島 何度もチャレンジしたが努力は決して報われない おまけにテンヤやジグは湯水の如くロストする まるで産廃の海洋投棄だ 釣れても重たいだけで魚のような遣り取りがない それなのになぜ今タコ釣りなのか タコといえば明石、明石といえばタコ 明石海峡大橋‥‥‥この下には夥しい数のタコが居る 唯一のメリットといえば タコは美味いということだ 特に明石のタコは天下一品である いちど味わうとモロッコ産などとても口にできなくなる しかし いかに明石産といえど 毎日々々タコばっかり食べていると飽きてくる まったく困ったもんである ヱンドレス森下推奨のジギング船からのタコ釣り 短時間で確実に釣れる しかも大物の親ダコも混じる 特製船頭仕掛けのタコテンヤもタダで貸してくれる (ただしロストしたら500ヱン) (ただしただしテンヤのロストはほぼ皆無) 体力的にも経済的にも負担は小さい う〜ん これからのタコ釣りはこれかな


28 jul. 2005 the hard disk of G4 dies suddenly 突然G4Macのハードディスクが死んだ この一年間撮りためた画像データが消えてしまった バックアップを邪魔臭がったせいで 取り返しがつかないことになった まあ 仕方がない すべて過去のことだ いずれ思い出すこともなくなる思い出だ リカバリに要した時間‥‥‥6時間 無駄といえば無駄な時間だが ある種刺激になっていい時間だった‥‥‥と思うことにする 左手巻きリールを床に並べて写真を撮った ボクはもう 二度と右手でリールを巻くことはないだろう まだまだ増えそうな気配だが とりあえずこの辺で「REEL」の頁を更新しておこう それにしても これだけ要るのかなぁ ボクの左手は一本しかないのになぁ‥‥‥


29 jul. 2005 it has a pain in teeth また歯が痛い 水曜日からとても痛い かかりつけの歯医者は木曜休診だ 今日やっと診てもらえる ああ つらい 体が暑さに慣れてきた 元々寒いより暑い方が好きなので 昨日や今日みたいに風がある日は クーラーなしで過ごせる しかし 修行場は室温25℃だ 死ぬかと思うぐらい寒い ボクは夏中風邪を引いている ああ つらい


30 jul. 2005 painful octopus fishing also today 今日もまた辛いタコ釣りであった 潮が悪いとか 風が悪いとか 言い訳はいくらでもするけれど ウデが悪いとは言わないのが釣り人だ


31 jul. 2005 defeated at north korea 攻勢を続けるが1点もとれない 決定力がない 点を取らなすぎる 守備のミスで0-1で負けた がっくりだ がっくりだ 韓国の大田でニッポンが北朝鮮がやると 地元の韓国人はみな北朝鮮のサポータになる ニッポンがボールを持つとブーイングだ 同民族だからか? いやちがう 韓国人はニッポン人が大きらいなのだ 去年 中国で行われたアジアカップのときも ニッポンがどこと戦おうと 地元の中国人はみな ニッポンの対戦相手チームのサポータだった ニッポンがボールを持つとブーイングだった 中国人はニッポン人が大きらいなのだ さて 次は中国戦だ 地元の韓国人はみな まちがいなく中国のサポータになるのだろう 韓国人はニッポン人が大きらいなのだ 東アジアはみな敵だ ニッポンはそういう歴史の国なのだ


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