Angling Net / North Fields Report



written by kouki yoshida ........ it is inserted with the original.


TopWaterJunky at NorthFields (4/7)

次は直樹さんの番。
モブスをメインルアーとして攻めていく。

ぼくの経験的に
濁りの入ったときにはモブスが強い。
沸いたようにバイトが連発したこともあった。
ただ、出すだけならスゴイけれど
出ても乗らないことが多いのが難点なのだ。

そのモブスで直樹さんが掛けた。

首振りさせなら、流れの芯にプラグを通す。
それがだいぶ下流まで流れたあたりで
ぼくが立っている位置から
ルアーの下で赤い魚体がぐわんぐわん回っているのが見えた。

「追ってます追ってます!」
「ほんま?」

流れきったモブスは流芯を外れて
Uの字を描きながら上流へと上ってくる。
そこでイトウが喰らいついた。

どかどかどかどかっ!!!!
イトウが暴れまわる。
ここで、直樹さんとイトウの間に大きな倒木が立ちはだかった。
ロッドを持つ左手を大きく広げて
その障害を回避しようとする。
しかし、程なくしてイトウの口からルアーは外れてしまった。

「やっべ〜!」(直樹氏)

過酷だと思われている(と思う)イトウ釣りのポイントの中に
じつはこんな格好で釣りが出来る場所がある。
5分もやったらそれで十分のちょい投げポイント。
たま〜に反応があるから、とりあえずいつも投げてみる。

なんと内藤さんが一投目で出した。
しかもけっこうデカかった。乗らなかったけれど・・・。
ポールさんがばっちり撮影に成功した。

そしてそしてさらにもう一発出す。
プラグは2匹ともヴァンガード。
すごい。
ぼくの知る限り
このポイントで2発出したのは内藤さんが初めてだ。

1日目の終わり。
有名河川の有名ポイントでも釣りをする。

ここもぼくとしては、一応、ためしに・・・・・・
くらいのつもりで来たのだけれど
今度は直樹さんが2バイト得ることに成功。
しかも2匹目は、「ラスト一投」、
足元までルアーを引いてきたところでの「ガバッ!」。

イトウが突き上げた水しぶきがもう少しでかかるくらいの距離で
直樹さんは「うわぁ〜!」と声をあげて後ろへのけぞった。

もうしばらく釣りは続行された。
もちろん。



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